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Amazon DSP編


DSPとは

DSP(Demand-Side Platform)とは、広告主が複数のメディア在庫を横断して、 一元的に入札・配信・最適化を行うための広告配信プラットフォームです。 RTB(Real-Time Bidding)を通じて、ユーザーデータと広告在庫をもとに、 広告表示の可否と入札価格をリアルタイムで決定します。

Amazon DSPとは

Amazon DSPは、Amazonが提供するDSPで、Amazon内外のサイトや アプリに広告を配信できます。 最大の特徴は、Amazonが保有するショッピングデータ (購買・閲覧・検索などの1stパーティデータ)を活用できる点です。

配信先:Amazon内(例:Amazon.co.jp、Prime Video 一部枠 等)+ Amazon以外の提携面

  • 計測:クリックスルー、ビュースルー・ポストクリック    購入・閲覧などの下流KPIも可視化

  • 形式:ディスプレイ、動画、オーディオ、CTV(地域・在庫による)

  • 主な用途:認知~検討~購買のフルファネル設計(特に中下流の購買連動が強み)

Amazon DSPの特徴と他DSPとの差別化ポイント

観点

Amazon DSP

一般的な他DSP

データ

Amazonの1stパーティショッピングデータ(閲覧・検索・カート・購買)

3rdパーティデータや提携DMPが中心

ターゲティング

商品閲覧、カート投入、購買者、ASIN類似など

興味関心・行動・類似が中心

計測

購入ASINやカテゴリ別売上など下流指標まで可視化

サイト来訪やCVが中心

在庫

Amazon内プレミアム在庫+拡張在庫

オープンエクスチェンジ中心

運用

ABO(Auto Budget Order)などの自動最適化、PMP/PD対応

自動最適化はあるが購買連動は弱い

ブランドセーフティ

Amazon独自基準+審査

外部ベンダー連携が中心

Point 「誰が買うか」をAmazonデータで推定し、「どれだけ売れたか」まで一気通貫で確認できる点がAmazon DSPの最大の強み

ABO(Auto Budget Order)の基礎と運用

ABOはキャンペーン内の複数ラインアイテム間で、 入札と配信量を自動的に最適化する機能です。

ABOを実装している場合

・パフォーマンスに応じて入札と配信量を自動配分・日次の手動調整が  最小限になり、運用負荷を軽減できます ・CPA、ROAS、視聴完了率など目標KPIに沿って学習が進行されます

ABOを実装していない場合

・ラインアイテムごとに予算や上限を手動設定・配信状況に応じて  日次で再配分が必要になります ・自動学習が走らないため、細かい監視も必要となります

ベストプラクティス

・学習初期はクリエイティブやオーディエンスを絞りすぎない

・フリークエンシー上限を設定し過配信を防止 ・目的別にKPIを明確化(認知:vCPM、獲得:CPAやROAS)

PMP(プライベートマーケットプレイス)の基礎と

設定手順

PMPとは、広告主とパブリッシャーが事前に合意した条件で配信を行う取引形態です。 ブランドセーフティやプレミアム在庫を重視する施策に向いています。

主なディールタイプ

・Preferred Deal(優先取引):固定CPMで配信 ・Private Auction(私募オークション):入札制の変動CPM

設定方法

・管理画面でディールIDと条件を手動入力 ・API連携によりSSPからDSPへディール情報を送信

ディール設定手順

  1. SSP側でディール作成・条件合意

  2. Seat IDを確認

  3. DSPのラインアイテムにディールを紐づけ

  4. 配信設定(除外在庫、フリークエンシー設定)

  5. 配信可否やエラーコードを確認

PMPのメリット

・信頼できる媒体面に限定できます ・希少なプレミアム在庫に安定した出稿が可能です ・価格が事前に合意され、予算管理がしやすくなります

実務チェックリスト(はじめてのDSP運用)

・目的とKPIを明確化(認知か獲得か)

・閲覧、購買、カート、類似などターゲティングを使い分け

・オープン在庫とPMPのバランスを設計

・ABOの学習期間と上限値を設定

・静止画、動画、CTVを併用し頻度管理を徹底

・ブランドセーフティや除外カテゴリを初期設定

・ポストビュー、ポストクリック、購入ASINを定点確認

まとめ

項目

要点

DSP

複数メディア在庫を横断し、最適な広告配信を行う仕組み

Amazon DSP

Amazonの購買データを活用できるDSP

強み

購買連動データによるフルファネル可視化

ABO(ABO(Auto Budget Order)

ラインアイテム間の自動最適化で運用効率向上

PMP

プレミアム在庫とブランドセーフティを確保しやすい


初心者向けTips 最初は「目的(認知か獲得)」を明確にする ABOを使い、細かく作りすぎない構成から始める 購買指標を見る前に、配信量と到達を必ず確認する PMPはテスト導入から始め、在庫特性を把握する

参考リンク

 
 
 

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