Amazon DSP編
- ask28861
- 1月16日
- 読了時間: 4分

DSPとは
DSP(Demand-Side Platform)とは、広告主が複数のメディア在庫を横断して、 一元的に入札・配信・最適化を行うための広告配信プラットフォームです。 RTB(Real-Time Bidding)を通じて、ユーザーデータと広告在庫をもとに、 広告表示の可否と入札価格をリアルタイムで決定します。
Amazon DSPとは
Amazon DSPは、Amazonが提供するDSPで、Amazon内外のサイトや アプリに広告を配信できます。 最大の特徴は、Amazonが保有するショッピングデータ (購買・閲覧・検索などの1stパーティデータ)を活用できる点です。
配信先:Amazon内(例:Amazon.co.jp、Prime Video 一部枠 等)+ Amazon以外の提携面
計測:クリックスルー、ビュースルー・ポストクリック 購入・閲覧などの下流KPIも可視化
形式:ディスプレイ、動画、オーディオ、CTV(地域・在庫による)
主な用途:認知~検討~購買のフルファネル設計(特に中下流の購買連動が強み)
Amazon DSPの特徴と他DSPとの差別化ポイント
観点 | Amazon DSP | 一般的な他DSP |
データ | Amazonの1stパーティショッピングデータ(閲覧・検索・カート・購買) | 3rdパーティデータや提携DMPが中心 |
ターゲティング | 商品閲覧、カート投入、購買者、ASIN類似など | 興味関心・行動・類似が中心 |
計測 | 購入ASINやカテゴリ別売上など下流指標まで可視化 | サイト来訪やCVが中心 |
在庫 | Amazon内プレミアム在庫+拡張在庫 | オープンエクスチェンジ中心 |
運用 | ABO(Auto Budget Order)などの自動最適化、PMP/PD対応 | 自動最適化はあるが購買連動は弱い |
ブランドセーフティ | Amazon独自基準+審査 | 外部ベンダー連携が中心 |
Point 「誰が買うか」をAmazonデータで推定し、「どれだけ売れたか」まで一気通貫で確認できる点がAmazon DSPの最大の強み
ABO(Auto Budget Order)の基礎と運用
ABOはキャンペーン内の複数ラインアイテム間で、
入札と配信量を自動的に最適化する機能です。
ABOを実装している場合
・パフォーマンスに応じて入札と配信量を自動配分・日次の手動調整が 最小限になり、運用負荷を軽減できます ・CPA、ROAS、視聴完了率など目標KPIに沿って学習が進行されます
ABOを実装していない場合
・ラインアイテムごとに予算や上限を手動設定・配信状況に応じて 日次で再配分が必要になります ・自動学習が走らないため、細かい監視も必要となります
ベストプラクティス
・学習初期はクリエイティブやオーディエンスを絞りすぎない
・フリークエンシー上限を設定し過配信を防止 ・目的別にKPIを明確化(認知:vCPM、獲得:CPAやROAS)
PMP(プライベートマーケットプレイス)の基礎と
設定手順
PMPとは、広告主とパブリッシャーが事前に合意した条件で配信を行う取引形態です。 ブランドセーフティやプレミアム在庫を重視する施策に向いています。
主なディールタイプ
・Preferred Deal(優先取引):固定CPMで配信 ・Private Auction(私募オークション):入札制の変動CPM
設定方法
・管理画面でディールIDと条件を手動入力
・API連携によりSSPからDSPへディール情報を送信
ディール設定手順
SSP側でディール作成・条件合意
Seat IDを確認
DSPのラインアイテムにディールを紐づけ
配信設定(除外在庫、フリークエンシー設定)
配信可否やエラーコードを確認
PMPのメリット
・信頼できる媒体面に限定できます ・希少なプレミアム在庫に安定した出稿が可能です ・価格が事前に合意され、予算管理がしやすくなります
実務チェックリスト(はじめてのDSP運用)
・目的とKPIを明確化(認知か獲得か)
・閲覧、購買、カート、類似などターゲティングを使い分け
・オープン在庫とPMPのバランスを設計
・ABOの学習期間と上限値を設定
・静止画、動画、CTVを併用し頻度管理を徹底
・ブランドセーフティや除外カテゴリを初期設定
・ポストビュー、ポストクリック、購入ASINを定点確認
まとめ
項目 | 要点 |
DSP | 複数メディア在庫を横断し、最適な広告配信を行う仕組み |
Amazon DSP | Amazonの購買データを活用できるDSP |
強み | 購買連動データによるフルファネル可視化 |
ABO(ABO(Auto Budget Order) | ラインアイテム間の自動最適化で運用効率向上 |
PMP | プレミアム在庫とブランドセーフティを確保しやすい |
初心者向けTips 最初は「目的(認知か獲得)」を明確にする ABOを使い、細かく作りすぎない構成から始める 購買指標を見る前に、配信量と到達を必ず確認する PMPはテスト導入から始め、在庫特性を把握する
参考リンク
・Amazon DSP Official サイト https://advertising.amazon.com/ja-jp/solutions/products/amazon-dsp



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